藤岡朋也石鯛針研究所⑧
前回のブログの文章を後で読み返すと・・・
文章がアホ過ぎでこれでは伝わりません!
お伝えしたかったのは
「釣り人も魚も理想的な動きをした前提」で2つの針の違いが出るのか?
皆さん優しいのでこんなコメントをいただきました。
・魚がくわえた角度で違うのでは??
・餌の付け方(複数個を数珠がけなど)で変わるでしょう?
・餌の置き場所が重要だよ!
皆さんが言われるように状況は千差万別いろいろございます。自然が相手ですから・・
がしかし
ここはあえて「針に近い所でおこっている事」に焦点を合わせて書いてみます。その他の事柄は理想的に進んだと仮定します。
少し話はズレますが
石鯛釣りは(藤岡得意の想像劇場です・・・・読みとばしてください)
・「針掛かりまでのイメージ」がしっかりある釣人
・「針掛かりまでのイメージ」があいまいな釣人、漠然とやっている釣人
前者と後者では大きな違いが出ている様な気がします。
スタイルは違えど「名手」と呼ばれる人は五感、六感を研ぎ澄まし、一瞬の合わせさえも分割でイメージしている様に見えるのです。(もちろん見たのはYouTubeです)
作り手がどのように考えて作ったのか?を「直接」伝える事でイメージを作ってもらえたり、その精度が高まればいいな~と考えています。
本題にもどります
上の写真でもわかるように、プロトⅠ(No7)とプロトⅡ(基準)を比較すると
・軸の長さは同じに設定してある(比較してもらうためです)
・プロトⅡは針先側のフトコロ深さが深い(その差は約2mm)
・針先のベクトル(針先の描く仮想放物線の延長)はプロトⅡは穴付近~軸端
・針先のベクトル(針先の描く仮想放物線の延長)はプロトⅠは穴よりも下側(内側)
・シワリはプロトⅠは強い、プロトⅡは中程度になっております。
針の違いを感じていただけたでしょうか?
ここで実釣結果をお伝えすると
プロトⅠ(No7)だけは悪い結果が複数上がってきています。すっぽ抜けです
もう一度、前提を確認しておきましょう。
①アタリがある
②最後の1口(餌)をくわえ理想的に魚が走る
③針が掛かるべき所にまわりこむ(滑り込む)
④竿をおこす(合わせる)
この理想的な前提のもとプロトⅠ→プロトⅡに形状を変更した「理由」「お題」が次の2つになります。
・残り餌の影響を考える事
・針先がとらえる事が出来る深さの絶対値
です。
前回のブログがアホな文章だったので同じ内容になりますが、作り手は2つの理由で形状変更を決断した事をお伝えしておきます。
それぞれの内容については、次回以降のブログで掘り下げたいと考えております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。