フィールドテスターをぶっ飛ばす!あなたのアイデアを製造部に直送!

釣針屋comoe

「釣りの前」「釣の後」の楽しいを最大化

2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

店舗専用商品って何が違うの?④

一部店舗に白赤パッケージの石鯛針が置いてあるんだけど?と問い合わせをいただきます。

 

前回までのブログをまとめます。

 石鯛Basic1 長軸 と比較して

 ・材料線径は同じ

  16号(1.88mm) 17号(2.00mm)

 ・平打強め

店舗専用商品は強く平打し、餌切れ効果、針を伸ばす方向の力に対して強い設定

・形状は?

 17号は平打を強く打つ分、針型はひとまわり小さく針も微軽量になります。

16号は針型はそのままで針重量は同じ、平打を強く打つ分ややワイドになります。

 

前回のブログの続き

前回のブログでは今から40〜50年前の研磨工程についてご紹介しました。昔の針先は現代のものよりやや丸みをおび鋭さは大幅に劣ります

 

ベテラン石鯛師の中には石鯛釣りに限っては針先の鋭さを追い求めない方が結果が良い!との考え方もあり、それも一考の価値があると感じました。

 

といった経緯で

赤白パッケージの「店舗専用モデル」では針先をわざと鈍く太く仕上げております。

 

 

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作り手として新たな挑戦!

 

 多くのメーカーは専門のテスターやメーカーの意図で製品が「仕上り」「完成品」として世に出ます・・・・

 

それが

当たり前?

それが普通?

それがメーカーの責任?

 

本当にそうでしょうか?僕自身は

 「この様に使ってください!」「この餌で使ってください」「~専用」といったうたい文句は使わないようにしています。

 

「遊びには余白が必要です」

 

釣人が自分で考え、選び、試す、工夫をする事で「釣りの前も釣りの後もより楽しく」なればと願っています。

 

 

 

今後も赤白パッケージ「インスピレーションモデル」は僕自身がやってみようと思いついた事をお届けいたします。

 

 個人事業主メーカーの僕は少ない数量で生産出来るのでこの様な事も挑戦できる。

 

今回の試みの反省

 今回のインスピレーションモデルでの反省の1つは「変化が小さすぎた」事です。

もう少し思い切った変化をつけておけばよかったかな?と思っています。

 小さい変化をたくさん盛り込み過ぎたかと反省しています。

 

例えばノーマルの17号を1番手細い線で作る!

 線径2.00mm材料 → 線径1.88mm材料

 

これなら告知も簡単~「細軸仕様」「太軸仕様」とすればいい訳です。

 

もちろんこれも考えたのですが・・・・鮎や渓流、上物磯では当たり前のようにある「太軸」「細軸」仕様よりもマニアックにしたいと考えた結果・・・変化が微妙過ぎるものが出来たわけです。

 

 

次回のインスピレーションモデル(赤白パッケージ)はこの反省を生かし

 

・わかりやすい変化

・比較しやすいテーマ

 

に重点をおいて作りたいと考えています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~