カーブを描いた軸の効果?
現在、釣針屋comoeでは6種の石鯛針をラインナップしております。
それぞれの釣り人が形状を見て餌との相性や掛かりなどを自由イメージして選択してもらえば良いと思います。パッケージ、品名などによるイメージのすり込みは一切しません。実際の針を見て選ばれるものを作りたいと考えております。
しかしながら
作り手としてまったく形状に意図(イメージ)が無い訳ではありません。今回は特徴的な形状の「石鯛SF1」を題材に少し作り手側の意図についてお話しします。
このところ
橋本陽一郎氏にも「石鯛SF1 17号」をリクエストいただきます。
橋本氏とは特に約束事もないので出来た針は全種類送ります。その中から良いと思われるものを自由に選択して使っておられます。全6種の内、使われるのは「石鯛Basic1長軸17号」「石鯛Basic3」「石鯛SF1」の3種です。2023春~夏は「石鯛SF1」の使用が多い様に思います。
石鯛SF1は魚に掛かるのか?
まずもって魚に掛かるのか?と作り手も少しは思った奇妙な形状の「石鯛SF1」ですが・・
橋本氏の釣果によてその不安は完全に払拭されました。
橋本氏ご本人に確認した事は
「問題なく掛かるのか?」「餌との相性」の結果が出ている2点だけ。
橋本氏のご回答は
「魚が走れば問題なく掛かりますよ~。」「形状から餌がつけにくいイメージですがそうでもないですよ~。」といつものやさしい口調です。
それ以外に水中で何らかのメリットがあるのかもしれませんが継続的に使用いただくなかですこしづつ見えてくるのでは?と思っております・・・・
さて本題の「石鯛SF1製作の意図」ですが
・カーブを描いた軸の効果
を中心に製作意図を書いていこうかと思います。「石鯛SF1は掛かるのか?」なんて表題をつけてみましたが・・・本当は餌との相性以外はまったく心配していませんでした。皆さんもご承知の通りこの様な軸がカーブを描いた針は大物針では昔からありすでに実績がございます。
ですから今回は石鯛針への応用?流用?になりなんら新しい事はなく石鯛釣りとの相性がどうか?という試みになります・・・・
少し長くなってしまいました。書きたい事がたくさんありますので次回ブログに続きます。