#藤岡朋也石鯛針研究所①
石鯛針研究所の前に自分の名前を付けてみましたが、僕は石鯛釣りを一度もした事がありません!
何度も書いていますが、針は作れますが石鯛釣りはした事がないんのです。
しかしながら皆さんにサンプルや試作をお届けする事で多くの学びを得る事が出来ています。天候不順や海況の悪い地域もあり、数は多いとはいえませんが面白いお話を聞かせていただいております。
最もゲーム性の高い釣り?
針の形状や太さなど針の開発に直結した学びももちろん多くありましたが、一番の学びは石鯛釣りの
「ゲーム性の高さ」です。
「一日の流れの組立」や「ポイントを作っていくストーリー」は他の釣りにも共通していて1つのゲーム性と表現できると思います。
しかし今回、表現したいのは石鯛特有の歯によって生み出されるゲーム性の事なんです。
簡単にいえば
「針掛りしない確率が高い」というゲーム性を感じ始めております。
そんな事は底物師では当たり前なのか?以外にも忘れてしまっている事なのか?
針を作る者としては控えるべき発言ですが、名手ほどある程度バラシを見込んでおられるのではないかと感じてしまうのです。
その上でさらに感覚を研ぎ澄ます事で、合わせてはいけないアタリを回避して先送りする技術があるように感じます。
ある石鯛名手のYouTube動画を見ていると、「たぶん石鯛ですね~」なんて言いながらアタリがあっても合わせを入れません!
僕だったら「ガッ」という音で表現するような「大合わせ」を入れた事でしょう。
たぶんその次に手に伝わる音は、「スポ!ス~」でしょう。
分析!「名手」たちの合わせ
やった事ないヤツの分析なんでなんとも怪しいので・・話半分で・・・
僕には石鯛名手の合わせイメージはあの短い時間の中で「分割」されているような感じがします。最低でも2分割~3分割ではないかと感じます。
ゴルフに例えるなら「バックスイング」「ダウンスイング」「インパクト」みたいな感じでしょうか?
プロゴルファーが力を入れるのはインパクトの一瞬だけだそうです。タイガーウッズはインパクトの瞬間までに違和感を感じるとスイングを中断する事があります。ですが並のプロゴルファーでは途中でスイングを止めるのは相当難しい事らしいのです。
石鯛の名手から頂いた文章やYouTube動画などを拝見すればするほどタイガーウッズの様に研ぎ澄まされた感覚で「針の状態を感知」しているように見えてしまうのは僕だけなのでしょうか?
ある実験でバラシがあった試作品No8(右)と改善案の1つ(左)です。
今回から少しづつですが、皆さんに送らせていただいた試作品のテスト結果をつつみ隠さずお伝えしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。