正直者はバカを・・・みない
飲食店経営者から教えてもらった事
知らない所に出かけてお昼ご飯どこで食べようか?となったとき当然スマートフォンで検索して情報を得ます。
あるいはTVで紹介されているのを記憶していて、スマートフォンで検索するパターンなどもありそうです。
現場の飲食店経営者さんに聞いたのですが、このように比較的簡単(検索上位)に手に入る情報は「広告かも?」と疑った方ががいいよって
実際に飲食店経営をしているとランキングサイト、まとめサイト(キュレーションサイト)などから「うちのサイト情報のせませんか?」と営業がくるそうです。
小学生の子供でも知っている「案件」という言葉
でもこんな事がまかり通る時代ではない事は小学生でも知っています。SNSの登場で全国民が「答え合わせ」出来るのです。
たとえば
ジャニーズのイケメンが軽自動車のCMに出ていてなんとも「家庭的な雰囲気」を演出しています
でも関西のガキは調べてます。知ってます。
「こいつ、フェラーリ乗ってんねん!しかも独身やし!案件やん」
と言ってます(笑)
仮に
まずいラーメン屋がランキング1位だったとしたらどうなるでしょう?みんなが答え合わせに出向き、数日で「ウソがバレます」。
その様な事を続けると運営サイトの信用も短命に終わる事は明らかですね。
僕はマツコの知らない世界が好きでよく見ていましたが、紹介される商品にはまったく興味はなく「マツコデラックスがウソをつくのか?」にだけ注目しています。マツコさんのキャラはウソが重なると簡単にファンが激減するだろうと思うからです。
TVを見ている多くの人が気がついていると思いますが、案件と自分のキャラクター(信用を守る)のギリギリのリアクションに頭の良さを感じている?
のではないでしょうか?
もちろん転用します(今回は勇気をもって)
今回の転用には少々勇気がいります。
その理由は
ほめめていただいた内容が「事実」とは異なるからです。
単刀直入に言いますと「錆」のお話しです。
「サンプルの針は1日使っても錆なくていいわ~」
「〇〇〇〇の針はすぐに錆が浮くけど、これは大丈夫やな~」
とお褒めいただいたのです。
僕はお褒めいただいた事と自分の作った釣針の現実に複雑な気持ちになります。
先に結論から言いますと
僕の作った針は錆びます。しかも第1投目で錆びる事もあります。
僕の作った針「は」と書きましたが本心では「も」です。他社を批判する気も擁護する気もまったくないですが前置きとして書いたように、誰もが答え合わせをして発信できる時代です。ウソをつけば信用を失います。
どうやら「も」と書いた方がすべてのメーカーに良さそうです。
せっかくお褒めいただいたのですが、
「そうなんです!錆びないんですよ!特殊コーティングなんです!」なんて絶対に言えません。
すぐにウソが発覚して信用を失います。お褒めいただいた方、スミマセン!返信コメントにはサビの「サ」も出てこないと思います。
どうかお察しください〜。
錆が出やすいポイント
釣針のほとんどがなんらかのメッキを最終工程として釣人の手に届きます。一部はさらにクリアや塗料を上塗りしているものもあります。
「本性を現す」や「ボロが出る」と言った同じような意味で「メッキが剥がれる」という言葉が使われます。
まさにメッキは膜厚をもった層なので剥がれてしまう事もあります。
それどころか、メッキがついていない部分も出来てしまうのが現実です。
実験の結果、錆が出やすい場所ランキングは
①モドリの内側(メッキがつきにくくピンホールが出来やすい)
②針先(着きにくく、剥がれやすい)
③その他
錆が出やすい場所は圧倒的に「モドリの裏側」です。ここは形状的にメッキの膜が形成されにくいようです。ピンホールという言葉を聞いた事があるかもしてませんが極めて小さいピンポイントにメッキ不良(地金がむき出し)部分が出来る事を指します。
このピンホールの原因は気泡がたまりやすい場所に関係があるようです。
②の針先に関してはメッキの「着きにくさ」と「はがれやすさ」の両方が考えられます。
①②は顕著で③その他の場所は分散傾向にあるようです。
最後にもう一度。
僕の作った針も錆びます。第1投目から錆びる事もあります。これが事実です。
裏をかえせば「錆びにくい針が出来きる事」もあるんです。(右下写真)
僕は幸い1人でやっており、販売もネットのみで行いますので、自分がウソをつかないと決めるだけで「ウソをつかなくてすむ環境」になります。ウソをつけば自分にブーメランのように帰ってくるだけです。
多くの大人は「環境」によってしかたなくウソをつく場合があります。でも、それさえも許さないSNS国民総発信者時代が来たようです。