リスクを知れば石鯛が釣れる?
鮎の竿をまだ1回も出せていないのに新型コロナのニュースが再燃し始めた7月初旬です。
「リスクを知れば・・・」とちょっと怖い題名でスタートしたブログですがそんな怖い話ではありません!
そもそも「お前は石鯛釣りをやったことねーだろー!」とツッコミが聞こえてきそうですが・・・。
「移動できない」という制限がかかった日本
新型コロナの影響で3月~これまで「移動の制限」を受けた日本(日本人)は何が変わったのか?何を変えたのか?
全国共通で一番わかりやすいのは「テレビ」ですね。撮影ではソーシャルディスタンスを保つために画角に収まる人数が限られます。
そこでリモートの登場です。芸人やタレントさんが別のスタジオや自宅からリモートにて参加するパターンが定着していますね。
その他には
会社や学校も大きくオンラインに舵を切りました。
日用品ですらネットで買ったりするようにもなった。
マスクの下は化粧をしなくなった。
制限が生み出す思考と行動
オンライン会議アプリ「zoom」は新型コロナをキッカケに多くの人に使われ、「zoom飲み会」なんてのも出てきましたね。
このアプリは前からあったらしいですがこの度、一気に利用者が増えたようです。
これだけ一気に時代が進んだのはあきらかに
「制限」 がかかったからです。
転用します。
今回のプロト針、すべての材料線径は2.0mmです。ずらっと並べて比較していただくと明かに17号と21号の「剛性感」が違います。
17号・・太くて、小さい 21号・・細くて、大きい
と感じるのではないでしょうか?
針の強度はどうでしょう?
皆さんの感覚がもちろん正解です。細くて大きい針は弱いのです。
ここでの「弱い」は単純に同じ引張荷重に対して大きい針は不利ですよって意味です。
大きく細い事で発揮できる性能もありますから誤解の無いように書きますね。
大きさの話はさておき、細軸や軽い針のメリットは僕が書くよりもはるかに皆さんの方が実感しておられます。
仮に「細軸の制限」がかかったとします。極端にした方がおもしろいので「チヌバリ5号」で大型石鯛ポイントに挑むと仮定します。
この時(制限ある状態で)、釣人の思考や行動がどう変わるのか?と勝手に想像してみました。
「制限=リスクを知る」と考えると今回のリスクは「細くて弱い」事です。その裏側にはメリットが当然あります。最近仕入れたカッコいい言葉で言えば「トレードオフの関係」になります。
・取り込みはタモでやるしかないな!
・やりとりはより慎重に!なります。
・合わせの力加減はどうだろう(針掛りする瞬間のイメージは?)
・針先の扱いはどうだろう(硬いエサは針先側から刺せるのか?)
・取り込みイメージを頭にイメージしておこう!
・打ちこむ所とその周りの状況をいつもより慎重にリサーチ、イメージしよう
何かの「制限」を設けることに自ら意識してトライすると明らかに思考と行動が変わります。
その精度、集中力を高めなければリスクをそのままくらってしまう状態(環境)に自らを追い込んだわけですから。
釣人の多くはイメージと集中力が高いレベルで合わさった時、「あっ、来るな!」っと予知に近い体験をしています。
「長期的」に考えて
石鯛には歯があり普通の魚では考えられない想定外の事も起こります。
その確率が仮に1%以下としても希少性を考えるとなかなかその一歩が踏み出だせません。
いつもと違う何かに一度トライする(制限を設けてみる)と良い魚に出会える確率が長期的にはグッと上がるのかもしれませんね。
#藤岡朋也石鯛針研究所
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