線径2.0mmで何を伝えられるのか?⑥
いよいよ石鯛針の試作も終盤になってきましたが春シーズンも終盤なのでしょうか?兵庫県ではしっかりと雨が降り、梅雨の中休みとなった6/20です
ブログより試作はやや先行しておりますので現在の工程は「メッキ工程」です。これは専門のメッキ工場に外注をお願いしています。
試作のメッキは「フッ素グレー」です。このメッキは色の安定が難しいようでグレー、茶色、ややマダラに仕上がったりする特徴があります。メッキの特性はやはりメッキ面が低摩擦に仕上がる事ですので、少々色ムラでもご容赦くださいね。
そろそろこのタイトルのブログもまとめに入っていきます。僕のヘタクソなブログでは伝わっていない可能性が大です。
・メインのテーマは「線径2.0mmで何を伝えられるか?」
・サブテーマは「1つの針金型で何ができるのか?」
まずはメインテーマ
サンプル号数は17号、18号、19号、20号、21号の5サイズです。ブログにシルエットを貼ってみますがこればっかりは実物が目の前に来ないとトキメキません・・・・
すべての針が線径2.0mmなのでズラッと並べ、「太さと大きさのバランス」について「違和感」「ちょうどいい」「細すぎるやろ~」などを感じとっていただきたい。そして他の釣人の感覚や意見もぜひ参考にしながら「新しいチャレンジ」につなげていただきたいと思っています。
何度も書いている事ですがメーカーが作っている物すべてが「正解」と思い込まず、自分の感覚や仲間の意見を楽しみながら「釣りの前を楽しい時間に」してもらいたいのです。
シルエットは平打後で左から17号、18号、19号、20号、21号です。ちなみにシルエットはコンピューターで編集して作ったものではなく個々の針を投影機で読み込んだものをつなぎ合わせたものになります。
まず1つめは
針先の長さについて・・ロングテーパーとショートテーパーの違いです。
20号と21号のみロングテーパーを使っています。テーパーの終わり付近にモドリを入れるため針先がグッと長く見えます。
2つ目は平打の強、弱
20号、21号では微妙な違いですが平打を強く打ったものと普通の物をお届けします。
普通の平打は最も薄い部分で線径の90%(約1.8mm)、強い平打は85%(約1.7mm)
の設定です。
まとめます(線径を2.0mm共通にして見ていただきたい変化は)
・線径と大きさによるバランス
・テーパーの長さの変化(モドリの位置)
・平打の強弱による違い
次回はサブテーマについてのお話しです。先にまとめますと
・シワリの変化
・軸の長さの変化
・アテ(曲げの度合い)による変化
最近、昼は暑く、夜は寒かったりしますので皆さんも体調管理が大変だと思います。どうか睡眠をよくとって免疫力を高め、楽しい釣りに出かけてください。