フィールドテスターをぶっ飛ばす!あなたのアイデアを製造部に直送!

釣針屋comoe

「釣りの前」「釣の後」の楽しいを最大化

2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

線径2.0mmで何を伝えられるか?⑤

前回のブログでシワリと全体の曲げは別々に行い、その組み合わせは比較的簡単に変更できますとご紹介しました。

 

今回の試作では17号(仮)を題材にしてその組み合わせをご紹介します。

シワリとの組み合わせが簡単な様に軸の長さも気軽に変更できます。

f:id:maniacfishhook:20200613224635j:plain

シルエット1

 シルエット1の左から順に

・シワリ(弱)、軸(普通)

・シワリ(強)、軸(普通)

・シワリ(強)、軸(+1mm)

・シワリ(強)、軸(+2mm)

 

の4種類になります。針金型1つでこのように針先(シワリ)や軸の長さは自在に変化させる(組合せる)事ができます。

 

もう1つの形状変更方法

加えてもう1つ形状変化をさせる方法があります。下図のように曲げピンを型のどの位置で止めるかによって形状が変化します。

 

釣針業界では「アテを入れる」「アテを出す」という表現をしています。

f:id:maniacfishhook:20200613212238j:plain

曲げの度合い

メーカーの機械にもよりますが、僕の機械はタッチパネルからパラメーター(数値)変更する事でこの停止位置(緑、黄色の〇の位置)を設定します。

 

このように同じ針型を使用しても、曲げの度合いを変化させる事によって出来上がる形状が違ってきます。

 

f:id:maniacfishhook:20200613225644j:plain

曲げ度合い比較


シルエットは曲げの度合いによって形状を変化させのた2種類です。

 

・シワリ(弱)、軸(普通)の曲げ度合いを弱く

・シワリ(弱)、軸(普通)の曲げ度合いを強く

 

これまでにご紹介した試作針シルエットはすべて途中工程(平打前)のものです。これからのブログは熱処理前の状態を中心にご紹介していきます。

 

 

#藤岡朋也石鯛針研究所

#100人で作る石鯛針

 

 藤岡朋也フェイスブック

https://www.facebook.com/tomoya.fujioka.549

 

オリジナルフック販売

http://turicomoe.thebase.in/

 

 

 

 

 

 

お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~