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2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

線径2.0mmで何を伝えられるのか?④


20代(10代)で石鯛釣りをする人ってどのくらいいるんだろう?そんな人がいるなら分け隔てなく応援しなければと考えている藤岡です。

 

ここ数回のテーマは大きく2つ!「線径2.0mmで何をつたえるか?」「1つの金型で何ができるか?」

 

コイツはいったい何をやっているんだ?と思われるかもしれません。

 

実は釣り談議(針談議)でよく出てきそうな話をどうすれば現実のものにできるか?と考え、始めた試作なんです。

 

例えば

 

・この針の軸をもう2㎜長くしたのがよさそう。


・この針の軸をもう1㎜短くしたら餌が刺しやすくなるよね。


・シワリが強いのがほしい。


・この大きさで軽さを追求したい。


・フィールドテスターやメーカーってどうやって開発するんだろう?


・もっと攻めた細軸が出ないかな~。

 

SNSメッセージなどでいただくご意見やアドバイスはある一定の地域性を感じます。

 

ですが、それ以外では「あと少し~、もう少し~」といったワードがよく登場するのも確かな事なんです。


大きなメーカーではなく1人でやっているからこそ出来る事に挑戦したいと思います。

 

針の曲げ方
前置きが長くなってしまいましたが「1つの型(針型)で何ができるか?」をお伝えする前提として針の曲げ方を知っていただく必要があります。

 

多くの釣り人は軸の直線部分を固定(クランプ)して曲げると思われているようです。見た目に直線の部分の方が固定しやすそうですもんね。

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曲げ動作の説明図


でも実際にクランプする位置は図のようにモドリの前後!そう針先側なんです。

 

これは材料自体がある程度のバネ性を持っているため軸側を押さえて針先側へ曲げていくと曲げピンがもどると同時に材料もある一定量もどろうとします。

 

その時に型に彫られたモドリの逃がしに引っかかってしまう事になるためです。



針先のシワリはどうやって曲げるの?

型の図や写真を見ていただくとわかるように針先(シワリ)の部分は逃がしてあります。材料をクランプする下型は基本平面です・・・・

 

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じゃあシワリの部分は曲がらないじゃないか!っとなります。正解!です。

 

シワリの部分はモドリをつけるところで同時に曲げています。

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写真は針型で曲げる直前の状態です。シワリとモドリがついているのが確認できます。

 

まとめます

1つの型(針型)で何ができるか?

 

シワリと曲げは別々で加工されるためその組み合わせは意外と簡単!

 

僕の機械ではシワリの度合いを変更する時間はモドリ(イケ)の調整を入れて約15分程度です。シワリの度合いは針先を部分的に曲げる型によって決まります。

 

今回の試作ではシワリの度合いが比較できるサンプルも用意しておりますので楽しみしていてください。

 

 

 

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お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~