久しぶりの専用機設計はじめました。
~始めましたシリーズ
・冷やし中華始めました(テレビで見た)
・冷やしシャンプー始めました(国道27号 小浜?あたりで見た)
・専用機設計始めました
内製化を維持するのは巨大企業でも困難なのか?
F1にエンジンを供給しているあのホンダ!最新のエンジンはパワーユニット(PU)と呼ばれ内燃機関+モーターで1000PS(馬力)近くを発生する。
今回はF1の技術ではなく、衛星放送で見た「ホンダF1エンジン復活」のドキュメントを見て思った事を書いてみます。
前提として
数年前にF1に復帰してエンジンを供給したホンダが復帰から数年は結果が出ず苦しみながらも、昨年あたりから復活の兆し見えてきた状態である事。マーケティング面でもボロボロになった企業イメージをPUの復調とともに復活させたい狙いのある番組だったと思う。
エンジンの音フェチの僕はかじりついて番組を見ていた・・・が、この後、意外な場面で「残念」な気持ちになるのだ。
その場面では開発速度を上げるために何をしたか?といった話し。
・「パーツのトライ&エラーのサイクル」を早くするため部品加工を内製化する。ですって・・・
・鋳造部品を削り出しにする。材質の選択肢を増やせる。ですって・・・・
一般の新規ファンに向けてなら問題ないだろうが金属に関連した仕事をしているコアファンに限ってはこの場面は「残念」な気持ちになったことだろう。
僕は断言できる。日本のF1ファンの多くはエンジン(PU)を供給するホンダを応援している。どのチームの車体にエンジンが載っていても関係ない。極論「フェラーリ・ホンダ」、「メルセゼス・ホンダ」でもいいのだ。
さらに言えば日本を代表してF1にエンジンを供給している「ホンダ=オールジャパン」を応援しているのだ。
金属関連コアファンはこう思ったのだ(勝手にね)
ここは「工作機械をお家芸とする日本」だ。F1エンジンを開発している「HRDさくら」には最新の工作機械がずらっと並び1級技能師がバリバリパーツ加工をこなしている。その技術継承や形態は企業業績に左右されない「聖域」である・・・とね。
「今までは外注でしたね」
「今までは鋳造で材質に制限がありました」
「ガーン」です。巨大企業は業績によってファンの妄想をスパスパ切りやがるのです。僕が甘い人間でした。
大企業でも個人事業主でも同じ
今回、新型コロナでのハッキリした事は、「恐ろしい速さで社会は変化する」です。ファンの幻想に付き合う事はそこそこにして、足元の数字が大切な局面も来ます。分業や外注加工業者さんが本当に大切な事は大小かかわらず同じ。こんな時こそ少しでも普段お世話になっている加工会社さんにお仕事を出せたらと思っています。
「自分の取り分」もあります宣言
今回の専用機は試作や超小ロッド(2000本程度)に対応したものです。くわしい内容までブログで言えませんが仕掛けメーカー様「企画立案」の手をゆるめないでください。
そして私の機械がその企画にマッチする場合はぜひ一度、お声がけください。ってまだできてませんけど・・・(量産への移行は親元が対応します)
お金の問題
後は機械を作るお金の問題があるな~と考えていたら安倍内閣総理大臣が「クラウドファンディング」って言っていたので調べたらなにやら「難しそう」ですが勉強してみます。
大変な時期ですがお互い頑張ろう。