フィールドテスターをぶっ飛ばす!あなたのアイデアを製造部に直送!

釣針屋comoe

「釣りの前」「釣の後」の楽しいを最大化

2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

釣針の製造工程と分業

釣針の作り方

釣針の生産には工程ごとに専門の会社があり分業制になっています。
分業のメリットは大量生産(生産性)や自らの専門性に集中して技術を研ぎ澄ます事が出来るなどがあげられます。

デメリットとして自ら関わる分野以外の視点が弱くなってしまう事があげられます。

 

 実は

大きなメーカーさんでも全ての工程を内作しているわけでなく一部の工程を専門業者に外注している場合があるのです。

皆さんが知っているメーカー何社あるでしょうか?

そのほとんどのメーカーと取引がある工程外注も存在します。ですから繁盛期では納期1年なんて事すらあったのです。

 

では工程を紹介していきます。

      1. 材料購入*1
      2. 直線定寸カット*2
      3. 尖頭(針先を尖らす工程)*3
      4. 中断
      5. 成形
      6. 平打
      7. 熱処理(焼き入れ)
      8. 洗浄*4
      9. 熱処理(焼き戻し)
      10. 化学研磨
      11. 鍍金
      12. 熱処理(必要に応じて)
      13. 塗装
      14. 包装選別出荷

 

工程3~4の写真です。

左側が③尖頭工程終了 右側が④中断工程終了

こんな感じにの工程になっております。今後文字少なめ、写真多めで解説していきます。
釣り人に聞かれるのは「もどりってどうやってつけるの?」が一番多いでしょうか。 5番の成形工程で専用機の中で加工されていきますがそれも次回以降のブログで紹介していきます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

*1:石鯛針などでは約70kg単位の購入になります

*2:一般にスピナー型直線機と呼ばれる機械を使います

*3:せんとうと読みます

*4:焼入れは油冷のためその油を洗浄します

お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~