フィールドテスターをぶっ飛ばす!あなたのアイデアを製造部に直送!

釣針屋comoe

「釣りの前」「釣の後」の楽しいを最大化

2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

石鯛針の生産数

材料70kg→計算上約40,000本

上記は17号で使用する材料の線径が2.14mmの場合です。(各メーカーの設備仕様により計算上の数値は違います。


石鯛針やジギングフックなどに使われる2.0mm前後の太さの材料は約70kg巻(丸)で取引されております。

工程が進むにつれて機械の調整や熱処理後の検査や鍍金後の検査などのサンプリングで仕上がる数は減少していきますので最終的には35,000本ほどになると思ってください。

 

ここで知って頂きたい事は

釣針を作っている会社=メーカー(皆さんが知っている)

当たり前の話でスミマセン!

シマノやダイワが自社で釣針を作っているなんて誰も思っていないでしょう。国内産の物なら一部を除いてほとんどが兵庫県内で生産されています。

釣針そのものを作っている会社を昔風に表現すると「地金屋」で皆さんが知っているメーカーは「仕掛け屋」となります。

 

釣針は農家の副業として始まったようでその工程は分業によって形成されていますので

「地金屋」→「仕掛屋」に納品されるのが古くからの流れとなっています。

(分業や工程については今後、詳しく書いていきます。なお大きな釣針メーカーでは地金屋と仕掛屋が同じ社内にあるとイメージしてください)

地金屋はチヌ、伊勢尼、丸セイゴなどの汎用針などは在庫を持って商売をしている事が多いですが納品先(メーカー)のオリジナル商品は在庫しません。

 

オリジナルフックの場合、取引単位が最初に書いた材料の購入重量(70kg)で出来る針の数が最低取引本数となっているのが現状なのです。

 

以上の様な事からメーカー(仕掛屋)は少数派ジャンルの釣針は長期在庫のリスクがセットになっており、この事が

  1. 新製品があまり出ない
  2. 新規参入メーカーがない
  3. 撤退、廃盤が増える

などの釣り人にとって面白くない状況を引き起こしています。これは市場の原理に照らし合わすと当たり前のことですが釣り人にとって全く面白くない状況にあるのではと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。今後も定期的にブログを更新して参ります。

 

お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~