石鯛針を作るって言ってるあなたは誰?
石鯛針を作るって言ってるあなたは?
関西弁では「お前、誰やねん」となります。
自己紹介させていただきます。
藤岡朋也 43歳
https://www.facebook.com/tomoya.fujioka.549
https://www.instagram.com/turibariya
兵庫県西脇市蒲江(ニシワキシコモエと読みます)
奥さん 子供2人 犬2
私の紹介はつまらないので地元のお話を少しさせていただきますと
ここ兵庫県では釣針の生産全国シェア9割と言われており、市内にはあの有名な「gamakatuさん」、「オーナー針さん」がジョギングで20分ほど行ける距離にあり「カツイチ針(デコイ)さん」は窓から見え、「まるふじさん」「ヴァンフックさん」も歩いて2分です。
さらに蒲江(コモエ)町内には鮎毛ばりの職人さんが何人もおられます。まさに釣針屋密集地帯です。その理由は簡単な事でメーカーとメーカーが親戚だったりするすからで日本の家内工業ではよくある事ですね。
蒲江の繁克さん
蒲江(コモエ)の「蒲」はガマとよめます。そして亡くなられたgamakatu先代は藤井繁克さんです。蒲+克=蒲克(gamakatu)になったと伝え聞いています。実際にgamakatuさん発祥の土地が町内にあり年に数回整備に来られています。発祥の地への思いから消防団の火の見櫓(ひのみやぐら)や神社の手すりなども寄付して頂いたと聞いています。
釣針の街に生まれて
私も親が釣針屋だったので小さい頃から釣針工場で育った様なもので記憶にないのですが小さいとき手曲げ機械で指をはさみ小指の先がとれそうになった事があるそうです。幸いにして親が気付き即病院に行ったので無事に付いたようで今ではその縫い傷だけが指に残っています。
そうやって釣針のある生活が当たり前で洗濯物に釣針がついてるなんて事もよくある事でした。普通の家庭で釣りが趣味のお父さんがいて洗濯物に針がついていたら「ごっつう怒られる」事でしょう。
自分が親になった今、子供たちが冷静に洗濯物から釣針をはずしているのを見るとチョット笑ってしまいます。
この西脇市にはそんな家庭が結構あるんだと思うと。