店舗専用品って何が違うの?②
石鯛 Basic1 長軸 / 短軸 に使っているパッケージは茶色のクラフト再生紙にロゴが印刷された台紙です。
釣針屋comoeの石鯛針を採用いただいた釣具店には、白台紙に赤文字で「inspiration model」と書いた針が販売してあるお店があります。↓↓↓
この2つのパッケージの「針形状はほぼ同じ」ですが細部が少し変えてあります。
なぜ2種類作ったか?などその経緯は後回しにさせてもらってその違いをご説明します。
左の影は「石鯛Basic1 長軸 17号」です。
右が「店舗専用品 石鯛Basic 17号」です。
ご覧の通り画像をパッと見ると同じ針に見えますが細部に違いがございます。
・平打の強さUP↑
魚が引く方向(針を伸ばす方向)の加重に対して、針の側面をプレスすると伸びに強くなります。この加工を「平打」と呼んでいます。
店舗専用品はこれを普通よりやや「強く」打っています。
よって針の断面はより縦長の俵型になり伸びに強くなります。
・平打の良い副作用?
石鯛釣りの餌は多種にわたります。甲殻類のように硬いものやサザエの赤身の様に弾力が強いものもあり様々です。
石鯛が残った餌(針)くわえ走ったときフトコロに残った餌を合わせの力で切り裂き、除去して初めて針先が魚にコンタクトする場合があると考えています。
(軸側に押しのける場合もあると思います)
むしろ冷静に考えるとその確率は非常に高い。
そう、なぜなら魚は針ではなく「餌をくわえている」からです。
この釣りの場合、針単体の形状だけ見て針掛りをイメージするのは危険で結果を伴わない事がありそうです。
餌を切り裂く上で平打が強い針は切り裂き抵抗が少なくなるというメリットが出てきます。
さらに店舗専用品には
摩擦係数の低い表面処理を採用しているのもその理由の1つです。
この石鯛針はカンヌキを狙う石鯛師の中でもオールドスタイルといえるテイストを抽出した針かもしれません。
長くなりそうなので次の説明は次回ブログに