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釣針屋comoe

「釣りの前」「釣の後」の楽しいを最大化

2019年独立起業した釣針屋のBLOGです。

作り手と多くの釣人がつながる仕組みができないか?模索中

専用機や金型製作技術を「釣人のワク!ワク!」に変換していきます。

カンヌキにかける事を美化しない?

この針はスッポ抜けるぞっ!

餌の付け方や状況など前提説明を何もしないで「この針はスッポ抜ける」と言ってくる人がたま〜にいますが

 

「あ~そうですか~」と言って聞き流します。


残念ながら藤岡の中でクレーマーさんに分類されます。

 

もう一度言いますが、「前提の説明が無い人」だけです。

 

前にも書きましたが「スッポ抜ける」と言うからには針が口に入ったか?が判断の分かれ目です

 

「あなた!針が口に入ったの見てないですよね」・・・・(笑)

 

当然ですが

針を作っている僕も「口に針が入ってないのでは?」なんて絶対に言えません。

 

釣人の説明(状況や餌、遠投、足元)があって話が始まります。

釣人の話の中には感覚的な部分も多くありますが公定的にお話を聞くよう心掛けています。

 

もう一度言いますが「クレーマー認定するのは「前提の説明が無い人」だけです。

 

名手と言われる石鯛師ほど、この辺の表現に関しては慎重ですね。

 

今回のブログでクレームおじさんを叩いてやろうなんて思っているわけではありません。

 

実は

皆さんからいただく多くの情報と仕掛けや針の進化の歴史などを想像していると

最近、この様な事↓も考えだしブログに書いてみる事にしました。

 

「カンヌキにかける事をあまりに美化しすぎてはいけない」

 

これはまさに前回のブログの仮説です。

 

前提として

石鯛の最も良いかかり所は「カンヌキ」だ!これは石鯛師の共通認識ではないかと思っています。説明するまでもありません。

 

ですが実際の現場では理想的な掛かりで上がってくる魚ばかりでは無いので釣り人の試行錯誤は今も続いています。

 

餌付け写真も多数いただきました。

プロト針を通して皆さんに多くの事を教えていただき、餌付けの写真も多くいただきました。餌付けの写真から気がついたのは

 

・針(先)を出して餌をつけている石鯛師が多い事

・複数の餌をつけ、ワイヤー部分に餌がある事

・同じ餌でも人によって向きが違う

・教えてもらったが個人の秘密の方法で書けない!

 

焼き鳥を食べながら

焼き鳥を食べていると「固定結び」「サザエ、赤貝」などの複数掛けが頭に浮かびます。頭の中(想像)では串の先端に針がついて本人(僕)は石鯛になっています。

~これ職業病ですね(笑)~

 

焼き鳥を食べながら石鯛になって想像してみてください。

・わざわざ針のある方から喰わないよね。

・上の餌をくわえて走ると針が自動的に口の中に入る~のか???

・それでスリムな耳が必要?なのか

・針の向きが反対だったら絶対掛からないよね~確率は50%かな?

・妙にねぎまの「ネギ」がうまく感じる時があるよね~

・「白身が残る状況」とかよく聞くな~

 

など頭に浮かんでくる。最終的に想像が進むと自分が針に掛ります(笑)。

 

いつも想像のなかでは・・・針は外から掛かります。

 

餌がたくさんついている状況で想像すと・・・・・・

 

さらに外から掛かるイメージの方が強くなります。頭のなかでスレがかりをある程度許容した「焼き鳥理論」が出来上がります。

 

固定結びの歴史を紐解く

しなやかなハリス、チモト叩きのカムフラージュ樹脂アイテム、擬態カラー(オキアミカラー)など上物では「より自然に」がキーワードになって釣具が進化していると思います。それに比べて固定結びは逆行しているようにも見えます。

 

石鯛針の固定結びをなぜ愛用する人がいるのか?なぜ残っているのか?と考える時、前記の「焼き鳥理論」が急浮上します。焼き鳥理論ではどうしても針が外から掛かる可能性が出てきます。

 

まとめ

・針先を出して餌をつける釣り人が多い

・固定結びの歴史(勝手な想像です)

・スリムな叩き(餌落ちを求められる)

ケプラー仕掛けの存在

などを総合的に考えると、石鯛釣りはある程度スレ掛りを許容してきた歴史があるんだなと結論つける事が出来る・・・・・・と考えます。

 

マーケティングを理由に

「カンヌキにかける!」「カンヌキにかかる!」をあまりに美化しすぎるのは結果として石鯛釣りの幅を狭めているのでは?・・・・・

 

釣人の話や仕掛けの歴史に学んだ(つもり)の今日このごろです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

お読み頂きありがとうございました。これからも良い仲間と共に~