プロトⅢメイキングブログ⑩
初めてこのブログに来られた方に
釣針屋comoeでは一般の釣人に試作品(数量限定プロト針)をお配りして多くの方からご意見をお聞きして製品化を目指すというスタイルをとっております。
2020年にはプロトⅠで出てきた多くの課題をプロトⅡで修正し再度トライ!さらに多くのご意見と釣果の報告をいただきました。
そして販売に至ったのが「石鯛 Basic短軸」「石鯛 Basic長軸」になります。
このような取り組みも横展開していこうかと思います
現在は石鯛針を中心に開発やブログを書いておりますが、2021年はジギングや鮎、また超大型針など様々などの針トライしていこうかと準備しております。
釣針作りを通して書くこのブログが皆さんの「釣りに行く前の楽しみ」になる事を願っております。
メイキングブログ⑥でも書きましたが・・・
さてここからが本題です。プロトⅢメイキングブログでも書きましたが、お配りしたプロトⅢの形状を見れば一目瞭然!その形状の意図は「餌を軸側に寄せたい」・・・
正確に言えば軸側に「寄りそうな気がする」形状です。
実際に水中で刹那にどうなっているのかかは状況によって違うと思います。
迷いがあった??プロトⅢ形状
餌を針先側に寄せる形状か?(寄りそうな形状)
軸側に寄せる形状か?(寄りそうな形状)
少々悩みましたが・・・・・・・・・・・・・・
というのはウソです。
現在販売されている石鯛針では圧倒的に軸に寄りそうな形状の針が少ないので、こちらを選択!
①見慣れない形状の方が単純におもしろい
②針に関心が薄い人にも気がついてもらえる形状にしたい
③針先を出して餌をつける人が多い!・・・その理由を探るため
④針先が出ている状態を保持しやすい形状が必要??(③のために)
などの①②の思いや③④の実験要素を思いつき「前上がりの形状」にしてみました。
結果はどう?だったか
お配りさせてもらった本数も限りがあり、そもそも確率の低い石鯛釣りですから十分な数の結果を得られたわけではありません。
針の掛かり状態だけ見ると、「カンヌキに掛かった!」とレポートをいただいたと思えば、「口まわりに外から掛かった!」、「スッポ抜けた」とご連絡!
当然ですが良い結果ばかりではありませんでした。
最大72cm~73cmの魚が取れたので「良い掛かりの場合」は2.14mmと比較的細軸でも大丈夫なようです。
ザックリとした結果を報告しまっしたが
今回のプロトⅢ針をお題として情報をいただく中で③④に関係した大変貴重なお話を沢山聞けたので僕の中では大成功のプロトだったと思います。
多くの石鯛師は先人に習い、検証する事なく繰り返している餌の付け方、針やハリス結びのにも「本来の意味」や「進化の歴史」がありそうです。
次回以降のブログのために仮説を1つ
仮説
「固定結び」「餌落ち」などのワード存在する理由を想像してみました。
石鯛釣りは「引っ掛ける釣り」とし進化した可能性がある。
↑の仮説は
「スレ掛りを許容する」「ある程度スレ掛りも狙いに行く」といった意味です。
どの様な事からそう思ったのか?はまた次回以降のブログで
最後まで読んでいただきありがとうございました。釣果写真のご協力!ありがとうございます。