僕の針を使う理由はあるのか?
新型コロナウィルスの影響で全世界で何世紀にもわたって推し進めてきた都市化文明。
Google先生に「コロナ 地価」でお聞き(検索)するとかなりの記事がヒットします。見出しを見ると
「影響が出始めている」「影響に注意」「値上がり期待の投資は控えよう」
その話の対象は”大都市” 東京、名古屋、大阪、福岡で地価が下がるかも?といった内容だと推測できます。
都会の土地は”限り”があるので奪い合います。その競争率で都会の土地は高く、田舎の土地は安いわけです。
おい!石鯛針研究所ちゃうんかい!とツッコミが入りそうですがもちろん石鯛針のお話です。
本屋で買えない専門誌
本屋さんが”あまり売れない本”をおかないのは本棚に”場所代”が発生しているからです。場所代は言いかえれば土地代です。
残念ながら石鯛の専門誌はぶらっと寄った本屋ではまず買えません。理由は石鯛釣りの専門誌に場所代(土地代)を払い続ける事が出来ないから。
釣針の町!西脇市の本屋でコンスタントに毎月場所代を払える釣り専門雑誌は何かと本屋を覗きます。
・ライトゲーム(メバル、アジ)
・ソルトゲーム(ジギング、シーバス、タイラバ)
魚種単体では「ブラックバス」のみだな~。
”シーズン物”としては春先に「鮎の友釣り」、「へらぶな」などの本を見かける程度。
シーズン物の特徴は記事の情報価値は小さく、新しいアイテムの広告になっているのは言うまでもありませんね。誰がお金を払って本が出来たのか?は察しがつきます。
アマゾン登場
google先生によればアマゾンは2000年11月1日、
Amazon.comの日本版サイト「Amazon.co.jp」としてオープンしたそうです。
”売れる本”は自社倉庫に在庫し即日発送。
”売れない本”もインターネット無限空間の本棚にならべて取り寄せ発送です。
”もう売られていない本”でさえ中古で販売しています。
釣具店にはもう居場所がない石鯛針
当然ですが・・・この秋に入学予定の「新1年生の僕の針」は釣具店に”場所代”が払えるとと判断してもらえる訳がありません。
それどころか、地域によっては”石鯛釣具全体として”も「家賃払えないグループ」と認定され、規模の小さい釣具店では種類を選ぶどころかそのコーナーさえ見る事が出来ません。
必然的に”石鯛グループ”の居場所はインターネットの中かプロショップになってしまうようです。
さすがにこれは時代の流れで営業未経験の僕が1人で抗うものではありませんし、底物師もすでに”受け入れ完了済み”の事実のように感じます。
針の販売は「BASE」で
「base」って何やねん?テレビCMでは
「無料で簡単にネットショップ開設」がキャッチコピーで開設するお店の初期投資が極めて0円に近いのが売りのサービスです。
新型コロナで実店舗販売の売り上げが激減している世の中ですが、”baseネットショップ”の開設件数は100万件を突破して3年連続ネットショップ開設数No1だそうです。
僕の様にまだまだ品数も少なく規模も小さい状態ではメールのやりとりでも販売は成り立つと思いますが決済(お支払い方法)安全性と多様性の面からこのサービスを利用しようと決めたしだいです。
とはいえ知らないものは不安で怖いものですね。
運営会社のURLを添付しておきますますのでどんな会社か?信頼できそうな規模か?決済は安全か?と疑いの目で覗いてみてください。https://binc.jp/
テスト的に運営中(釣針屋comoe)
実はすでにネットショップは開設済みなんです。https://turicomoe.thebase.in/
何のデザイン性もなく針だけがのっているページが開かれると思います。
”石鯛No1”と書いてあるのが皆さんにサンプルとしてお配りしている15号、16号です。
注意:現在少し高めの価格設定になっております。
「本当は釣具店で買いたい!」その気持ち僕も同じです!
週末、神戸まで行けば深夜(コロナ期間中は?)まで営業している釣具店があります。気の合う釣友と片道1時間のドライブです。釣りの事、地域の事、子供の事いろんな話が盛り上がり釣具店まではあっという間です。
お気に入りのメーカーやその他のメーカーを比べ、手に取って質感を確かめ、あーだ、こーだと話しに花が咲きます。
なによりもたくさんの選択肢の中から選べる事が大型量販店の一番の楽しみです。
それは子供のころ駄菓子屋に入った瞬間!あのときめきと同じです。
なんの針でもそうですがメーカーによって若干大きさに差があります。
特に石鯛針はその傾向が顕著なようで同じメーカーでも種類が違うと極端に大きさが違う場合があります。その辺の比較もリアル店舗のいいところなのでしょう。
さてさて、ネットショップでの販売と決めたものの
”リアル店舗”の良いところ、楽しいところは 服、靴、文房具、食品、何を売っていても同じ体験そのものです。
ゴルフショップの試打がいい例かと思います。
この楽しさをネットショップはどう補えばいいものか?
さらに言えば、先行メーカーさんは実店舗販売併用でもあり、歴史、ブランド力、実績もあります・・・・・ここに立ち向かうには・・・
苦しいですが石鯛師は
「わざわざ僕の針を使う理由があるのか?」
と自問自答する毎日が続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。