アイスクリームとインフルエンサー!
笑顔で楽しそうに必死なおっさん
何年前か?
フィッシングショー大阪で、あるフィールドテスターとお客さん(釣人)とのやり取りを思い出した。
カウンターをはさんでおっさんはテスターになにやら楽しそうに話しかけ始めた。
展示会でテスターはメーカー人として接客するが、僕はその様子をよく「観察」したり自身も製造側の人間というのを隠してテスターと話したりするようになったのもこの時からだ。
おっさんはこのメーカーの針が好きで
会話に半端ないメーカー愛を感じる。あわせて自論もあるようで丁寧に「この様に改善しては?」とか「もうちょっとこうしたら」と提案している様子だった。
展示会ではたまに見かける光景でテスターの開発秘話や新製品の情報やアドバイスを求めるなど釣人にとって楽しい時間に違いない。同時にメーカー側は釣人の意見を直接聞く機会になっているのは言うまでもない。
でも・・俯瞰して見ている僕にはわかっていた。
「このテスターに人の話を聞く気なんてない事を!」
案の定、熱心に話すおっさんのスキをみてメーカー営業マンに「この客、めんどくさいサイン」を送っている。営業マンヘルプが入り、テスター休憩室~に逃げ込む!
やっぱり!このパターン(笑)
こんなたとえ話は??
皆さんは「インフルエンサー」ってご存知でしょうか?
僕も2019年になってCMで知ったのですが、SNSで「自分の好きな事」を発信して共感してくれた「フォロアーがたくさんいる人」の事を指すようです。
彼らが発信する商品は飛ぶように売れるため、「メーカーは自社の製品をインフルエンサーに売り込む」といった流れが出来ているようです。
なにかに似ていませんか?
インフルエンサー = フィールドテスター
両方とも本質はファンビジネスなんですよね。
やっぱり来ましたこんな「想定内」news
2019年夏、想定内のニュースを目にしました。
検索エンジンで「アイスクリーム インフルエンサー」で検索してください。
~ ニュース記事を読んでください ~
「アイスクリーム屋のおやじ、ブチ切れ!」ですが想定内!たぶんみなさんも想定内!
最初は「好きな事を信念をもって発信していた」がいつの間にか「フォロアーの数を増やす事」が目的になってしまった。
フォロアーは増えたが本来の理念や信念はすっかりどこかへ・・・のパターン
気をつけていないと誰でも「手段が目的になってしまう」事ってあります。
僕がフィッシングショーで見ていたこのテスターも最初は「大好きな釣を一生懸命やるだけ」のおっさんやったと思いますますが、芸能人の様にもてはやされ勘違い、人気取りが自分の仕事になってしまった。メーカー移籍がお得意(笑)、「有名になりたい感」出まくりといった感じです。
このネット時代、情報はネット上に残ります。移籍前と移籍後の発言に矛盾があると 「フルボッコ」にされます。(笑)
そして僕の様に展示会で俯瞰した目線で見ている人もたくさんいるわけです。
長期的にはこのテスターとメーカーのファンは激減するのは明白な事です。
あるメーカーに偏ってこの手のテスターが多いのはマーケティング担当部署の特色でしょう。
「とにかくフォロアーいっぱいいるヤツを引き抜け~!」
って指令が出ているとか~(笑)
継続出来る理念=自分が楽しい事
・MC無し
・ナレーションのみ
・仲間とわいわいやっているだけ
こんな釣番組が楽しい。
僕が一番好きなのが「弟子の掛けた元気なオトリを横取りする師匠」が出る番組~。
「自分が仲間と楽しむ事」が「あるべき姿」「伝えるべき姿」だと思っている。
そして、それが長期的にファンを増やす事につながっているのではと・・・
そして、自分自身が楽しく継続出来る事でなければ「理念」にならないだろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。